観光需要の時空間分散を目的にE20中央自動車道で実証実験を実施
■ 2022年11月19日から実施
芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純(やまだじゅん))、公益社団法人やまなし観光推進機構(山梨県甲府市/理事長 仲田道弘(なかだみちひろ))、一般社団法人 八ヶ岳ツーリズムマネジメント(山梨県北杜市/代表理事 小林昭治(こばやししょうじ))、中日本高速道路株式会社八王子支社(東京都八王子市/支社長 荒井靖博(あらいやすひろ))は、観光情報や観光地の混雑状況、高速道路の渋滞情報などの配信により観光需要の時空間分散を目的とする実証実験(以下、本実証実験)を開始します。実証実験期間は、2022年11月19日(土)から約2ヶ月間です。
本実証実験では、観光施設・店舗などの観光情報や混雑情報(一部施設)と「中央道 渋滞減らし隊」で提供するAI渋滞予測情報を芝浦工業大学が開発した「スイスイ旅」アプリを通じて提供し、観光需要の分散を図ります。また、旅行者の損失している時間を有効な滞在時間へと転換することによって、地域での消費の拡大と、中央道の渋滞削減を目指します。実証実験参加者は、「スイスイ旅」アプリをご自身のスマートフォンにインストールすることで本実証実験に参加いただけます。
■ 実証実験が目指す課題解決
- NEXCO 中日本が「中央道 渋滞減らし隊」※1で提供するAIによる渋滞予測情報を「スイスイ旅」アプリ※2に連動させ、旅行者の帰宅時間分散を図り交通集中渋滞を軽減しつつ、現地滞在時間を拡大させる。
- やまなし観光推進機構、八ヶ岳ツーリズムマネジメントと連携して施設混雑度や魅力に関する情報を「スイスイ旅」アプリにインプットし、渋滞や混雑による損失時間を「消費時間」に転換するとともに、「予期せぬ立ち寄り行動」による発見型観光を促進してリピーター獲得を図る。
- 旅行者の待機時間を回遊行動へと促すため、情報提供のみならず、アプリを用いてポイント制など(ゲーミフィケーション)を導入し、滞在・旅行消費の促進を図る。
■ 「スイスイ旅」とは
芝浦工業大学土木工学科モビリティ・インフラ研究室が開発した実証実験用アプリケーションです。渋滞予測情報の提供や経路案内の機能を有するほか、周辺地域の観光情報や施設混雑情報を提供します。
■ 本実証実験における各者の役割
- 芝浦工業大学
「スイスイ旅」アプリのシステム構築・運用を実施し、行動変容効果を分析します。 - やまなし観光推進機構・八ヶ岳ツーリズムマネジメント
観光施設情報を提供し、実証実験の広報を実施します。 - NEXCO中日本
「スイスイ旅」アプリへAIによる渋滞予測情報を配信し、実証実験の広報及び中央道の渋滞状況の検証をおこないます。
※1 「中央道 渋滞減らし隊」の詳細は以下をご参照ください。
https://predict.traveltime.jp/chuo-herashitai-kobotoke/
※2 「スイスイ旅」アプリの詳細は以下をご参照ください。
https://www.suisuitabi.org/スイスイ旅山梨版
■お問合せ(お客様専用)
NEXCO中日本お客さまセンタ-(24時間対応)
TEL:0120-922-229(フリ-ダイヤル) TEL:052-223-0333(上記電話をご利用になれない場合、通話料有料)