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八ケ岳を語る

第1回 八ヶ岳観光圏整備推進協議会 代表 小林昭治

『1,000mの天空リゾート八ヶ岳』
“住んでよし、訪れてよしの観光地域づくり”を
目指して取り組んでいます

 私たちが取り組んでいます「1,000mの天空リゾート八ヶ岳」をコンセプトとする八ヶ岳観光圏は、八ヶ岳南麓、西麓エリアの観光地である山梨県北杜市と長野県富士見町、原村が県境、自治体の垣根を越え、長期滞在型の観光施策に取り組むため「八ケ岳観光圏整備推進協議会」を立ち上げ、平成22年4月に観光圏整備法に基づく「八ヶ岳観光圏」として、国土交通省から認定されました。
昨年度は、国の新たな「観光地域づくりプラットフォーム支援事業」のほか、「重点的な取り組みを行なう観光圏」にも全国12地域のひとつとして取り組みました。
そのことにより、地域資源を活かした着地型旅行商品の企画・販売、及び観光庁よる人材育成、講師の派遣等の多くの支援を受けることができました。

八ヶ岳ならではの魅力を
 私たちの観光圏事業で重視しているものは、来訪者目線にたった中身です。八ヶ岳の豊富な観光資源を活かしたイベントに取り組むほか、これまでの事業をリニューアルして実施しています。
代表的な例が、子供のいる家族をターゲットにした「JTB旅いく×アウトオブキッザニアin八ヶ岳」です。この事業は、子供向け職業体験施設「キッザニア東京」やJTBグループと連携し、子どもたちに八ヶ岳観光圏のホテルや飲食店、観光施設、農林業施設で“八ケ岳ならではの”本物の職業体験ができるプログラムは、昨年から地域密着型旅行商品の造成事業として取り組んでいます。


さらに、本州で初めての開催となった「八ケ岳オーロラ伝説」は、八ケ岳山麓で03年10月に低緯度オーロラが観測された事実に基づいて企画しました。レーザービームを澄みきった冬の夜空に照射するオーロラレーザーショーは、昨冬2年続けて開催し、平成24年度も開催が決定しています。
また、厳寒期の清里の低い温度を逆手に取り、誘客に繋げようと、過去10年間、清里飲食店組合が中心となって毎年2月に開催してきた「寒いほどお得フェア」を観光圏事業として圏域に広げ実施しました。この事業は当時からメディアの取り扱いも比較的多かったのですが、観光圏の広域的な事業としてリニューアルしたところ、全国キー局のテレビ、ラジオ、新聞等の数多くのメディアに取り上げられ、平成23年度のフェア開催期間中の利用者は最高を記録したのは嬉しいニュースでした。


『八ヶ岳天空博覧会』を開催します
 現在、八ヶ岳観光圏では、1年をとおして最も圏内へ訪れる観光旅客が少なくなる冬期間にも、観光滞在客やさらには地域の住民の皆様にも、八ヶ岳の魅力を再認識できるよう、観光圏内で行われている既存のイベント「八ヶ岳オーロラ伝説」や「寒いほどお得フェア」、「八ヶ岳で雪祭り」、「スターウォッチング」等を集約した広域連携イベントを『八ヶ岳天空博覧会』と銘打ち、冬季間も積極的にPRを行い、1年をとおして八ヶ岳を丸ごと、国内外にアピールしていきます。


観国之光
 観光圏とおして事業を推進していく中で、観光地のあるべき姿を理解するために観光の語源を思い浮かべました。中国の儒教の古典「易経」に記された「観国之光」すなわち「地域の優れたものを観る/観せる」という言葉があります。この言葉こそ、現代の観光の神髄かと思っています。
観光地域づくりプラットフォーム支援事業も「住んでよし、訪れてよし」の地域づくりが基本方針と言われています。
観光客を誘致するには、この地域の観光産業に携わる関係者の連携は言うまでもありません。「八ヶ岳ならではの本物」を創出して地域の人々が魅力を感じ、その魅力を情報発信することが重要であると考えています。その取り組みこそが、八ヶ岳観光圏の目指す「住んでよし、訪れてよし」の地域づくりへの第一歩となることだと確信しています。


小林 昭治(こばやし しょうじ)氏:
1958年山梨県身延町出身。
一般社団法人八ヶ岳ツーリズムマネジメント理事長
総合レジャー施設・株式会社清里丘の公園(北杜市)代表取締役社長
(八ヶ岳観光圏整備推進協議会 代表)